いぶりの☆星空散歩 2013年06月14日
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天の川とはくちょう座

夏の夜空を見上げると、南から北に横切る雲のような
弱い光の帯を見ることができます。これが七夕で有名な『天の川』です。

私たちが住んでいる地球は太陽系に属しています。
そしてその太陽系は銀河系に属しています。
この銀河系には2000億個以上もの星々が存在するといわれています。
大きな星から小さな星まで、また、明るく輝く星から
天体望遠鏡を使わないと見えない暗い星までさまざまです。
この無数の星々の光が折り重なって雲のように見えるのが天の川。
つまり天の川とは地球から見た銀河系の星々のことです。


 カムイヌプリ上空に見えるはくちょう座(撮影:2013年5月30日21時6分室蘭市だんパラスキー場)

天の川は、夏でも冬でも見ることができますが、夏の天の川は冬よりも明るく見えるため、
夏から秋にかけてが天の川を見つけるには適期といえます。

この天の川を大きな羽を広げて飛ぶ姿の星座がはくちょう座です。
はくちょう座の目じるしは明るい五つの星でつくる十字形で、
南天の『南十字』に対して、この十字形は『北十字』と呼ばれることがあります。


天の川とはくちょう座

白鳥の尾付近で輝く一等星『デネブ』は、アラビア語の『尾』を意味する言葉に由来し、
地球からの距離は約1,500~2,500光年と推測されるはるか遠くにある星です。
その大きさは、太陽の直径の200倍以上、明るさは太陽の65,000倍以上と
いわれるほど明るく大きな星です。

白鳥のくちばし付近の星は『アルビレオ』。肉眼では一つの星にしか見えませんが、
望遠鏡で見ると黄色の二つの星が寄り添った、二重星であることがわかります

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です」。
宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』の有名な一節です。賢治はこの二重星の色を
「・・・ 眼(め)も 覚めるような、青宝玉(サファイア)と黄玉(トパース)も
大きな二つのすきとおった球・・・」(ルビは原文のまま)と表現しています。

そんなことなどを思い浮かべながら、夏の銀河をはばたくはくちょう座をぜひ見つけてください。
 
※室蘭民報朝刊 2013年6月16日 掲載
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