いぶりの☆星空散歩 2013年08月
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ペルセウス座流星群

みなさんは『三大流星群』という言葉を聞いたことがありますか。
1月の『しぶんぎ座流星群』、8月の『ペルセウス座流星群』、
そして12月の『ふたご座流星群』。

数ある流星群の中でも毎年安定した活動で出現数が多い
流星群を特に『三大流星群』と呼んでいます。


2013年1月、三大流星群の一つしぶんぎ座流星群の極大の頃に撮影した流星。
(撮影:登別市札内町2013年1月8日17:53)

毎年8月中旬に現れるペルセウス座流星群は、今年日本では良い条件で見られそうです。
その理由は、この流星群の活動が最も活発になる『極大』は、
8月13日の午前3時ごろですが、その時間帯は月明かりに邪魔されず、
また、放射点が高い位置にあるため多くの流星が見られそうなのです。

ちなみに流星を見にくくさせる月ですが、
室蘭では8月12日の21時37分ごろに沈みます。

では、何時ごろどの方向を見るといいのでしょう。
流星群の放射点となるペルセウス座が北東の空に現れるのは
12日の午後9時ころで、時間と共に空高く昇っていきます。


※星図:8月13日午前0時ころの室蘭の北東の夜空

流星は、放射点を中心に四方八方に出現します。
ですからペルセウス座の方向だけを見るよりも、
むしろ空全体を広く見渡せる場所で、地面にシートなどを敷いて
仰向けに寝転がり、空全体を眺めるのが一番見つけやすいと思います。

時間帯は真夜中から明け方3時ごろまでが特に多く見られそうです。
その数は少なくても1時間に30個以上、夜空が暗い場所では
50個以上見られると予想されています。

流星群は、極大日だけでなく前後1週間程度は活発に活動しています。
極大日当日の天候が悪くても、8月10日から14日までの極大日の前後5日間ぐらいは、
1時間に20個程度の流星が見られると予想されています。

このような好条件で流星群を観察できる年はあまりありません。
ちょうどお盆休みの時期なので、少し夜ふかしをして
たくさんの流れ星を見つけてください。

※室蘭民報 2013.08.11掲載
 


 
 
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