いぶりの☆星空散歩 2014年12月
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ふたご座流星群 2014

そろそろ三大流星群の一つ、ふたご座流星群の活動が始まります。

1月の『しぶんぎ座流星群』、8月の『ペルセウス座流星群』、
そして12月の『ふたご座流星群』。
数ある流星群の中でも毎年安定した活動を示し、出現数が多い
この3つの流星群が特に『三大流星群』と呼ばれ、注目されています。


 ※昨年のふたご座流星群の極大日に現れた明るい流星。
(撮影:20131214日午前447分 登別市鷲別漁港)

その三大流星群の中でもふたご座流星群は、
毎年ほぼ一定して多くの流星が見られるという点で、
年間最大の流星群と言われています。

今の時期は、一年でいちばん夜の長い時期にあたり、
大気の透明度が良いことから、熟練した観測者であれば
1時間に100個以上の流星を数えることもめずらしくありません。

さて、ふたご座流星群の一般的な活動時期は、125日~20日頃で、
12月中旬になると徐々に出現数が増加します。
流星群の活動期間中、最も流星が多く現れることを『極大』と言いますが、
今年のふたご座流星群の極大は、1214日の午後9時ごろと予想されています。


                                ※1214日午後10時ごろのふたご座の位置。
2等星カストルのすぐそばがふたご座流星群の放射点です。

放射点のあるふたご座は、午後7時には東の空に昇っていますので、
翌日の夜明け前まで一晩中観察が可能ですが、
夜半ごろには(室蘭は午後1134分)に下弦の月が昇ってくるため、
それ以降は月明かりが視野に入らない方向を観察しましょう。

この時期はかなり寒いので、一晩中外にいることはなかなかできません。
あえて見頃の時間帯を挙げるとすると、午後9時から11時ころまでが
時間的にも無理がなく、翌日の仕事や学校にも
比較的影響なく観察できるかもしれません。

なお、来年・2015年のふたご座流星群は、極大の時期・時間が理想的なため、
天候さえ恵まれると、過去最大の出現になるのではと期待されています。
 
室蘭民報 2014年12月14日朝刊掲載




 
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