いぶりの☆星空散歩 2015年01月
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ラブジョイ彗星

ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が予想よりも明るく、
観察しやすくなっています。


※ラヴジョイ彗星( 『⇒』):撮影2015.01.14 20:51 登別市札内町

地球からは徐々に離れていますが、
1月30日に太陽に最接近するそうなので
もう少しの期間観察できそうです。

双眼鏡などを使って彗星の尾を観察してみましょう。


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2015年の天文現象

2015年がスタートしました。今年はどんな天文現象が見られるのでしょう。

まず注目したいのは流星です。三大流星群のうち、
8月13日にピークを迎えるペルセウス座流星群、
そして1215日がピークのふたご座流星群。


※ふたご座流星群の極大日に出現した流星。
今年はたくさんの流星が見られそうです。
(撮影:20141214日午前019分 登別市栄町)

この2つの流星群は、ピークの時間帯が理想的で、
観察を妨げる月明かりの心配がないなど、数年ぶりに最良の条件で、
たくさんの流星を観察できそうです。
また、10月のオリオン座流星群、11月のしし座流星群も良い条件で観察できそうです。

4月4日の皆既月食も見逃せません。この皆既月食は、昨年10月にも見られ、
晴天に恵まれたため、多くの方が観察されたことと思います。
皆既月食は、太陽の光が地球に当たってできる影の部分を月が通過する現象ですが、
月全体が地球の影に入る皆既食の時間は、昨年が約1時間だったのに比べ、
今年はわずか12分間という短さです。
これは、月が地球の影の中心を外れ周辺部分を通過するためです。
今年の皆既食も午後9時前後という観察しやすい時間帯です。
なお、次回日本で見られる皆既月食は、3年後の2018年1月31日です。

今年の惑星の動きは、木星が2月7日、土星が5月23日に衝(しょう)
(外惑星が地球をはさんで太陽と正反対の方向に移動すること)となり、
その後数カ月は観察しやすい時期となります。

また、10月9日から11日にかけては、明け方に木星、火星、金星、水星がそろい、
そばに細い月も見えるという現象が起きます。

今月見られる現象としては、1月中旬から水星が見頃を迎えます。
水星は太陽に一番近い惑星ですが、1月15日には太陽から離れた位置に移動するため、
夕方の西の空で見つけやすくなります。


1月中旬から下旬にかけて水星が見つけやすくなります。

今日・1月11日の夕空では、宵の明星・金星に最も接近して並び、
1月22日には三日月もそばに見えるので、今月中旬から下旬にかけては、
日頃見つけにくい水星を探すチャンスです。

室蘭民報 2015年1月11日朝刊掲載


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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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