いぶりの☆星空散歩 2015年07月
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へびつかい座とへび座

南の夜空で、夏の星座『へびつかい座』と
『へび座』が見ごろを迎えています。
へびつかい座は、トレミーの48星座の一つで、
このヘビ使いのことを、神話では優れた
医者・アスクレピオスとして描かれています。

へびつかい座の一番明るい星は2等星の『ラス・アルハグェ』です。
これはアラビア語で「ヘビを持つ者の頭」という意味で、
その名のとおりヘビ使いの頭のあたりで輝いています。


▲へびつかい座とへび座。天の川が見える暗い場所に行くと見つけやすいです。
 (撮影:2015年7月7日 20時58分 登別市鉱山町

へびつかい座の見つけ方は、さそり座の上(北方向)の
大きな将棋の駒のような5角形の星の並びが目印です。
ヘビ使いの左足はさそり座の1等星・アンタレス付近まで
伸びており、右足は天の川にかかっています。

また、ラス・アルハグェは、七夕の星として有名な
ベガ(織姫星)とアルタイル(彦星)を一辺とする
ほぼ二等辺三角形をつくる位置にあります。

そのヘビ使いが持つ大きなヘビとして
描かれているのが『へび座』です。
へび座は、へびつかい座と同じ星座と思われがちですが、
これもトレミーの48星座に数えられる独立した星座です。

へび座は、へびつかい座にさえぎられるような形で、
頭と尾の部分が東西に分かれています。
西側の部分を『セルペンティス・カプト』(ヘビの頭部)、
東側を『セルペンティス・カウダ』(ヘビの尾部)と
呼ばれています。



へび座で一番明るい星は3等星の
ウヌク・アル・ハイ』で「ヘビの首」という意味ですが、
ヘビの心臓あたりで光っていることから、
ラテン語の『コル・セルペンティス』
(ヘビの心臓)という別名を持っています。

ヘビは脱皮を繰り返し、再生や回復力などを
連想できることから、古代ギリシャの時代には、
健康のシンボルとして考えられていたようです。
へび座の見つけ方は、かんむり座の南で3つの4等星が
小さな三角形を作っているのがヘビの頭の部分で、
尻尾の先はわし座付近まで伸びています。

へびつかい座もへび座も明るい星が少ないので、
大きな星座のわりに見つけにくいですが、
8月上旬になると午後8時頃にちょうど南の空に見えます。
その南の夜空に向かって右下にさそり座を、
左側に七夕の星を見つけ、
その間にあるへびつかい座とへび座を探してみてください。

 ☆室蘭民報 2015年7月26日 掲載
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金星が最大光度

今日、7月10日に金星が最大光度を迎えます。
明るさはマイナス4.5等。

今日の室蘭地方は晴れているので
視力の良い人は日中でも青空の中に金星を
見つけられるかもしれません。


※撮影:2015.07.03 20:06 登別漁港


日没後は宵の明星として西の空に輝いています。
金星のとなりには木星も見えます。



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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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