いぶりの☆星空散歩 2017年01月
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金星と細い月の接近

1月12日、金星が東方最大離角となりました。

これから高度をやや下げますが、
2月17日の最大光度に向け夕空で見ごろとなります。


※撮影:2017.01.02 17:31
その後金星は、3月23日に内合となり
明けの明星として明け方の東の空に移ります。
2017年は、金星を観察するには絶好の年です。

画像は1月2日、月齢3.8の細い月に接近した金星です。



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2017年の天文現象

新しい年が始まりました。2017年は、どんな天文現象が見られるのでしょう。

今年観察しやすいのは金星です。
金星は、地球と同じ太陽系の惑星で、
水星に次いで2番目に太陽に近い軌道を回っています。

昨年の金星は、2月から9月頃までが見かけ上太陽に近かったため、
半年以上にわたり見ることができませんでしたが、
今年は、金星の大きさや形の変化を観察するには、
絶好の年になりそうです。


※登別マリンパーク・ニクス上空で輝く宵の明星『金星』(写真中央左)と細い月。
2017年は、金星を観察しやすい年です。
(撮影:登別市登別東町 201612316:58)

金星は、一等星の100倍以上の明るさで輝き、
太陽、月に次いで明るいことから『明星』と呼ばれ、
夜明けの時間帯に見えるときは『明けの明星』、
夕暮れに見えるときには『宵の明星』などと呼ばれています。

今の時期、金星は宵の明星として夕方の南西の空に見えます。
望遠鏡で観察すると上弦の月のように、
半月状に欠けているのがわかります。
そして2月17日には、最大光度(-4.6等)となります。
最大光度の時期の金星は、望遠鏡で三日月状に見えます。

3月23日には、『内合』(地球・内惑星・太陽が一直線に並ぶ)となり、
その後は明けの明星として、夜明け前の東の空に移ります。
4月30日には再び最大光度(-4.5等)となり、この時期は
晴れて空気が澄んでいると、日中でも金星を見つけることができます。

秋になると明け方の空で、9月19日は水星・火星・細い月と金星が接近して見え、
1018日は、月と火星と金星が、また、
1113日は木星と金星がかなり接近して見えます。
このように今年の金星は、さまざまな天文ショーに登場します。

さて、8月8日の未明には、2年ぶりに『部分月食』を
室蘭でも観察できます。
月が欠けて見える月食は、太陽・地球・月が
一直線に並ぶ満月の時に起こる現象ですが
満月の時に毎回見られるわけではありません。
今回の食分は0.25で、月が欠ける割合はあまり大きくありませんが、
食の最大時刻の午前3時20分をはさんで、
食の始まりの午前2時22分から食の終わりの4時19分まで、
月の左下が徐々に欠け、そして元に戻る様子が観察できます。

最後に、今年の三大流星群ですが、
8月のペルセウス座流星群は、月明かりの影響をやや受けるものの、
12月のふたご座流星群は、比較的好条件で観察できそうです。

 ☆室蘭民報 2017年1月15日朝刊掲載
 

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Author:kamokenyamafc
DENZAI環境科学館の天文ガイド

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