いぶりの☆星空散歩 2017年07月
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ペルセウス座流星群 2017

明日は立秋です。澄んだ夜空を見上げると、
時おり流星が見られます。

1月の『しぶんぎ座流星群』、8月の『ペルセウス座流星群』、
そして12月の『ふたご座流星群』。
数ある流星群の中でも毎年安定した活動で出現数が多い
流星群を特に『三大流星群』と呼んでいます。

その三大流星群の一つペルセウス座流星群の活動が
7月下旬から始まっています。


                             ▲2016年のペルセウス座流星群の流星。
流れる途中で爆発するように増光する流星が時おり見られます。
(撮影:2016812日午前142分壮瞥町オロフレ峠 )

流星(「流れ星」ともいう)とは、宇宙空間にあるチリの粒が、
地球の大気に飛び込んたときに、大気との摩擦に
よって光を放つ現象です。

流星が飛び出す中心となる点を『放射点』、
そして一般的に放射点のある星座の名前を
とって『○○座流星群』と呼びます。
さらに、その流星群の活動期間中、
最も多く流星が出現することを『極大』と言います。

今年のペルセウス座流星群の極大は
8月13日の午前4時ごろです。
極大時には例年1時間に30個を超える流星が現れますが、
街明かりのない暗い場所ならば
50個以上も見られると言われています。

昨年は、月明かりがなく、天候にも恵まれ、
胆振地方では多くの流星を観察できました。
ところが、今年は放射点のあるペルセウス座が昇ってくる時間帯に
下弦前の明るい月も昇ってくるため、
観察条件としてはあまり良くありません。



それでもこの流星群は、地球の大気に衝突する
チリの粒の速度が速いため、月明かりに
負けない明るい流星が多いうえ、
流星痕を残すような火球クラスの流星、
中には途中で爆発するように増光する流星も見られます。

ペルセウス座流星群の放射点は、
夜半頃には高く昇り、流星は四方八方に流れます。

観察のおすすめの時間帯は8月13日の
午前0時頃から日の出前までです。
空を広く見渡せる場所で、なるべく月を
視野に入れないように観察すると良いでしょう。

しぶんぎ座流星群やふたご座流星群が見られるのは
真冬のため、流星の観察どころか
屋外にいるだけでも寒くてつらいですが、
ペルセウス座流星群は、寒さもなく、
ちょうどお盆休みにあたり、
観察しやすい時期です。

少し夜ふかしをして、
たくさんの流れ星を見つけてみましょう。

 ※室蘭民報 2017年8月6日掲載
 

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水星食

7月25日、水星が月齢2の細い月に隠される
『水星食』が見られました。

月の真上に輝く星は、春の星座の
しし座の1等星・レグルスです。



▲水星食『出現』(撮影:2017.7.25 19:42 伊達市)

部分月食 2017

次の満月は8月8日ですが、この日の満月は、
夜明け前に少し欠けて見える時間帯があります。
これは、『月食(げっしょく)』という天文現象です。


▲2012年に室蘭で撮影した部分月食。この時の食分は約0.37でした。
今年の食分は約0.25なのでこれほどは欠けません。
2012641933分 室蘭市母恋南町地球岬)

月食は、月を食べると書きますが、
いったいだれが月を食べるのでしょう?
その答えは『地球の影』です。

地球に太陽の光が当たると影ができ、
その影は太陽と反対の方向に伸びています。
この地球の影の部分を月が通過する時に、
月が暗くなったり、欠けたように見える現象が月食です。

月食は、太陽と地球と月が一直線に並ぶとき、
つまり満月のときにだけ起きます。
ただし、満月のたびに月食になるわけではありません。

それは地球の軌道に対し、月の軌道が傾いているため、
満月はほとんどの場合、地球の影の北側や南側の
それたところを通り、影の中に入らないからです。

地球の影には、太陽の光が地球に完全にさえぎられる『本影』と
一部が届く『半影』があり、月がどの部分に入るかによって
皆既月食、部分月食、半影月食に分けられます。

今回は、月の一部が地球の本影に入る部分月食です。
食分(月が欠けて見える割合)は約0.25で、
食の最大時に月のおよそ4分の1が欠けて見えます。



月食の過程ですが、まず、半影食が始まるのが
日付の変わった午前0時48分頃です。
肉眼ではわかりにくいですが、望遠鏡やカメラの望遠レンズなどで観察すると、
明るい満月が少しずつ暗くなっていくのがわかります。

部分月食の始まりは、2時22分ごろ。月の左下から徐々に欠け始め、
3時20分頃に食の最大となります。
それを境に、4分の1程度欠けていた月が徐々に元の姿に戻り始め、
4時18分頃に部分月食が終わります。

なお、次回室蘭で見ることのできる月食は、2018131日で、
月全体が本影に隠れる皆既月食となります。

 ☆室蘭民報 2017年7月30日 掲載予定
 

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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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