いぶりの☆星空散歩 2018年06月
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いて座

まもなく夏本番です。
街明かりのない暗い場所へ行くと、
天の川が目立つようになってきました。

天の川は、南の空の低いあたりで幅が広がり、
ひときわ明るくなっています。
その天の川の一番目立つ場所にあるのが『いて座』です。


▲ いて座と南斗六星(撮影:20168232119分 室蘭市母恋南町)

いて座は、『射手座 』とも書かれ、
星座絵でモデルになっているのは、
上半身が人間で下半身が馬という
ケンタウルス族のケイローンが弓射る姿です。
その矢がねらっている方向は隣のさそり座言われています

神話では、ケイローンは、音楽の神・アポロンと
月と狩りの女神・アルテミスから、
音楽、医術、狩りなどの術を授けられ、
ヘルクレス座の勇者・ヘルクレスには武術を、
へびつかい座の名医・アスクレピオスには医術を、
ふたご座のカストルには馬術を教えるなど、
文武両道に秀でた賢人とされています。



いて座で有名なのは、柄杓 ( ひしゃく )を伏せたような6つの星の並びで、
これ中国で古くから『南斗六 』と呼ばれていました。
また、この星の並びは、西洋ではミルクディッパーと呼ばれ、
天の川(ミルキーウェイ)からミルクを
すくうスプーンと見られていたようです。

いて座は、銀河系の中心方向にあるので、
明るい星雲や星団が多く、
中でも『干潟 星雲 (ひがた せいうん )』の名を持つ散光星雲 ( メシェ )
明るく大きな星雲で、南斗六星の柄杓の柄のあたり
双眼鏡を向けると見つけることができます。 

この画像は、2016年の撮影ですが、
今年のいて座付近には土星が輝いています。
その土星は、6月27日に『 しょう』(地球から見て
惑星が太陽と反対側に来るときで、
この頃地球に最も近づき明るく見える)となるため
これから観察しやすい時期を迎えます。

いて座は、今ごろから秋にかけて観察することができます。
土星や南斗六星を目印に、夏の星座・いて座を探してみましょう。

 ※室蘭民報 2018年6月24日掲載

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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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