いぶりの☆星空散歩 2018年12月
fc2ブログ

部分日食 2019

来年1月6日に、全国で太陽の一部が
欠けて見える現象が起きます。
これは『部分日食と呼ばれます

 『日食』は、「日(太陽のこと)を食べる」と書きます。
だれが太陽を食べるのかというと、それは『月』です。
日食は、太陽と地球の間に、
月が入り込んで太陽を隠してしまう現象で、
太陽と月と地球が一直線に並ぶ新月の時に起きます。



▲2016年3月に室蘭で見られた部分日食


ただし、月の見かけの通り道は、
太陽の見かけの通り道に対して約度傾いているので、
新月のたびに日食が起きるわけではありません。


月が太陽の一部を隠す現象を『部分日食』、
すべてを隠す現象を『皆既 ( かいき )日食 ( にっしょく )』といいます。
室蘭で部分日食が見られるのは、
2016年以来約3年ぶりです。

今回の部分日食はどのように見えるのでしょう。
室蘭では、午前8時45分ごろから、
太陽に向かって右上が少しずつ欠け始めます。



太陽がもっとも欠けて見える『食の最大』になるのが1012分ごろで、
この時の太陽は左上が欠けて見えます。
そして欠けている部分が少しずつ小さくなり、
1146分ごろに日食が終わります。


欠ける割合(食分)は、福岡で約0.32、東京で約0.42、そして室蘭が約0.53と、北に行くほど大きくなります。また、国立天文台の発表した太陽が欠ける面積比は、室蘭で約4割と予想されています。


日食を観察するときに、太陽を直接見てはいけません。
目を痛めたり失明する恐れがあるので、
必ず日食観察用に作られた
太陽観察用メガネなどを利用してください。


▲太陽を直接見るのは目を痛める恐れがあり危険です。必ず太陽観察用メガネなどを使いましょう。

なお2019年は、1226日にも部分日食が起きますが、
この日は食分が0.27と1月よりも小さく、
食の最大の約40分後には、太陽が欠けたまま沈む
日没帯食 ( にちぼつたいしょく )』となります。

室蘭市青少年科学館は、中庭を会場に
部分日食の観望会を行います。
月が太陽を隠すというめずらしい天体現象をぜひご覧ください。 
  
▽部分日食の観望会
 ○日 時:1月6日(日)午前10時~11時45分
 ○会 場:室蘭市青少年科学館中庭
 ◯内 容:太陽投影板や太陽観察用メガネで日食を観察
 ○参加料:無料。ただし入館料が必要です
 ○その他:曇りなど太陽が見えない場合は中止です

※室蘭民報 2018年12月23日掲載予定
 


 

スポンサーサイト



ふたご座流星群 2018

毎年1214日ごろを中心に活動する
『ふたご座流星群』の極大が近づいてきました。

ふたご座流星群は、毎年たくさんの流星が
出現することで知られており、1月の『しぶんぎ座流星群』や
8月の『ペルセウス座流星群』とともに
大流星群と呼ばれています。


▲ふたご座流星群の流星(撮影:20151214日午前18分 登別市札内町)


ふたご座流星群の活動期間は、毎年121日から
20日頃までとされていますが、特に1210日を過ぎると
だんだん見える流星の数が増えてきます。

流星群の活動がもっとも活発になることを『極大』といいますが、
今年のふたご座流星群の極大は、
1214日の午後9時ごろと予想されています。 

流星観察の妨げになるのが月明かりですが、
14日は上弦前の月が、室蘭では午後1023分に沈むので、
ほとんど影響を受けません。
そのため国立天文台は、今年の観察条件を『大変良い』としており、
観察できる流星の数は、ピーク時には1時間あたり
40個以上と予想しています。

流星群の流星は、『放射点』といわれる一点を
中心に放射状に出現します。
ふたご座流星群の放射点は、ふたご座の2等星・
カストルのすぐそばにあります。

ふたご座は、日没とともに北東の空から昇りますが、
放射点が空高く昇るころには、流星が四方八方に
飛び散るように現れるので、放射点の方向よりも、
空全体を眺めるほうが多くの流星を見つけられるでしょう。


▲ふたご座流星群の放射点

さて、流星観察に適した時間帯、今年はいつごろになるのでしょう。
ある天文雑誌は、極大直後の1214日午後10時ごろから、
15日午前2時ごろまでの4時間ほどは、
素晴らしい出現を楽しめると予想しています。

また、極大前夜の13日夜から14日の夜明けにかけても、
ある程度の流星を見られそうですが、
極大日を過ぎると、この流星群の活動は急速に衰えていきます。

ふたご座流星群の歴史は浅く、19世紀以前の
記録はないとされています。
20世紀に入ると観察記録が多くなってきますが、
これは、この流星群が20世紀になってから徐々に増え始め、
近年のように多く現れるようになったのは、
1970年代になってからなので、それが理由のようです。

日本では、地方によって流星のいろいろな呼び名が残っています。
故・倉嶋厚氏著『季節おもしろ事典』(東京堂出版・平成8年)には、
『遊び星』『縁切り星』『追いかけ星』『落ち星』『使い星』
『飛び星』『星こぼれ』『星流れ』『舞い星』『嫁入り星』などの
呼び名が紹介されています。

 ※室蘭民報 2018年12月9日掲載
 

 
 
プロフィール

kamokenyamafc

Author:kamokenyamafc
DENZAI環境科学館の天文ガイド

最新記事
カテゴリ
カレンダー&アーカイブ(Tree)
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

+ アーカイブ
 
シンプルアーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR