いぶりの☆星空散歩 2019年06月
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わし座

今回紹介するのは、夏の星座を代表するわし座です。

わし座は、トレミーの48星座に含まれる歴史のある星座です。
ギリシア神話には、大神ゼウスがみずがめ座の
美少年・ガニメデスをさらうために、
ワシに変身した姿と伝わっています。


▲天の川とわし座(※わし座の一部が欠けています。撮影:20166292123分、登別市カルルス町) 

わし座で一番明るい星は、1等星のアルタイルです。
アルタイルは、アラビア語で『飛ぶ』という意味で、
昔のアラビアではわし座の星々をつなげ、
翼をひろげて飛ぶ鷲の姿に見立てていたようです。

アルタイルの光度はおよそ0.8等級。
1等星の中では21個中13番目に明るい星です。

このアルタイルと、こと座の1等星ベガ、
そしてはくちょう座の1等星デネブを結んでできる
大きな三角形は『夏の大三角』と呼ばれ、
ほかの星をさがすよい目印です。



アルタイルは、中国で『牽牛』と呼ばれ、
七夕伝説では牛飼いとして描かれています。

日本では、七夕の星でおなじみの彦星をはじめ
『牛飼い星』、『アトタナ『オンタナバタ』など
さまざまな名で呼ばれていたようです。

千田守康 著『ふるさとの星 和名歳時記 
(河北新報出版センター・2015年)は、
アルタイルの和名の一つに『犬飼』を挙げています。
アルタイルの両脇の小星を主人に従う犬と
見立てていたのではないか、と紹介しています。

まもなく七夕です。七夕にまつわる行事は、
遣唐使などによって中国から伝えられたとされています。

明治時代のはじめに、現在使われている
新暦が導入されるまでは日本では
千年以上の長い間、『旧暦 (太陰太陽暦) の77日に、
七夕行事が行われてきました。 

旧暦の77日ごろになると、全国的に梅雨はほぼ終わり、
七夕の星をはじめ星座観察に適した時期になります。
この日を『伝統的七夕の日』として、国立天文台をはじめ
多くの天文台や科学館などで天体観望会行われています
ちなみに今年の伝統的七夕の日は8月7日です。

 ※室蘭民報2019年6月23日掲載
 

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