いぶりの☆星空散歩 2020年02月
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北斗七星

春が近づいて日の入りが遅くなってきたのを感じます。

室蘭の元旦の日没は、午後4時14分でしたが、

今月末・29日の日没は午後5時25分と、

実際に1時間以上も日が長くなっています。


131-北斗七星(シャドウ)110A5267

▲北東の空に直立したように見える北斗七星(撮影:2017221日午後834分 登別市札内町)


日が沈んで北東の空を見上げると、7つの星の並びが見えます。

これが有名な北斗七星です。

北斗七星は星座の名前ではなく、おおぐま座の背中から

しっぽにかけて並ぶ星々です。


おおぐま座は、全天で3番目に大きな星座ですが、

北斗七星以外はあまり目立つ星がありません。

北斗七星は、日本では古くから、その名のとおり

『ナナツボシ』や、水などをくむ柄杓のような形に見えることから

『ヒシャクボシ』などと呼ばれていたようです。


柄杓の先端のα星・ドゥーベとβ星・メラクの2つの星は、

北極星を探す目印にも使われるので、指極星と呼ばれることがあります。


七つの星の真ん中のδ星・メグルスだけが少し光が弱く、3等星です。

ほかの6つの星はすべて2等星です。

2等星の数は、全天で67個とされていますが、

そのうち6個もこの北斗七星で輝いており、

春の宵の空に直立している姿はよく目立ちます。


北斗七星は、北極星を中心に大きな円を描いて、

ほぼ1日に1回ずつ回っています。

この画像には写っていませんが、

北斗七星の柄のカーブにそって線を延ばし、

春の星座・うしかい座の1等星アークトゥルス、

そしておとめ座の1等星スピカを結んでできる大きな曲線は、

『春の大曲線』と呼ばれています。

このことから、北天の星・北斗七星は1年中見ることができますが、

星座のガイドブックなどでは、春の星として紹介されることが多いです。


星図(掲載用)北斗七星


プラネタリウムのお客さんから、

北斗七星までの距離を聞かれたことがあります。

『天文年鑑』の2020年版によると、α星:120光年、β星:79光年、

γ84光年、δ星81光年、ε81光年、ζ78光年、η100光年と

地球からの距離はそれぞれ違います。

印象的な星の並びですが、一番近い星と遠い星とでは

およそ40光年以上も離れているのは驚きです。


また、北斗七星はこれまでも、『北斗』や『北斗星』など、

北海道を走る列車の愛称に使われていました。

現在札幌と函館間を走る特急スーパー北斗のヘッドマークには

七つの星が描かれています。


 ※室蘭民報 2020年2月23日掲載

 



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