いぶりの☆星空散歩 2020年04月
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おとめ座

ふたたび学校や公共施設が休みになってしまいました。

長い間登校や外出ができないと気が滅入ることがありますが、

晴れた日には夜空を見上げ、

春の星座をさがして気分転換をしてみましょう。


134 おとめ座(香川シャドウ)AG1I3964

▲おとめ座(撮影:20194122019分 洞爺湖町香川)


星座は、今からおよそ5千年前の昔、

古代文明発祥の地と言われるメソポタミア地方で、

羊を飼って暮らしていたバビロニア人たちが、

夜ごと羊の番をしながら夜空の星々をながめ、

神や人や動物などの形を想像して、

星と星を結んだのがはじまりと言われています。


バビロニア人は、おもに農業に携わっていましたが、

見覚えのある星々が見えるようになると、

種まきや刈り入れの時期を知りました。

星々が季節とともに移り変わることを知っていたのです。


現在わたしたちが使っている星座は、

2世紀のギリシアの天文学者で数学者のプトレマイオス

(英語読みでトレミー)がまとめた、

いわゆる『トレミーの48星座』が基本になっていますが、

それらはバビロニアから引き継がれていたことが、

さまざまな出土品や後世の調査でわかっています。


星図(掲載用)おとめ座


今回紹介する春の星座・おとめ座は、

そのトレミーの48星座の一つに数えられる歴史ある星座です。

うみへび座に次いで全天で2番目に大きな星座ですが、

青白く輝く1等星のスピカ以外は明るい星が少なく、

全体の形をつかみにくい星座です。


星座絵では、背中に翼を持つ乙女が右手に羽ペン、

左手に麦の穂を持っていて、『穀物の穂先』を意味するスピカは、

麦の穂先に描かれています。


スピカは地球から約250光年離れているので、

今わたしたちが見ているこの星の光は

江戸時代に発したことになります。


スピカの日本の星名には、富山県に『アネサマボシ』などが

伝わっていますが、現代では、野尻抱影氏が和名として紹介した

『真珠星』がもっとも有名です。


このスピカと、うしかい座の1等星・アークトゥルス、

そしてしし座の2等星デネボラを結んでできる

三角形を『春の大三角』と呼び、ほかの春の星座や星を

さがす目印になっています。


この春の大三角の星々は、

街明かりのある自宅付近からも見つけることができます。



 ※室蘭民報 2020年4月26日掲載

 



 

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金星とプレヤデス星団が大接近

200407金星とすばるシャドウ110A0971
▲金星とプレアデス星団の接近(撮影:2020年4月3日19:22 洞爺湖町)

4月3日、金星とプレアデス星団が
大接近しているように見えました。

この大接近は、金星と地球の軌道周期の関係で
8年に一度、1回おきにうるう年の4月初旬に見られます。

前回は、2012年の4月3日に、
そして次回は、2028年4月3日と予想されています。





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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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