いぶりの☆星空散歩 2020年10月
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火星と変光星ミラ

201024変光星ミラ110A7328

秋の星座・くじら座のミラ。
約332日の周期で、2等から10等ぐらいまで
明るさが変化する変光星の代表的な星です。

国立天文台は、今年のミラは10月中旬に
もっとも明るくなると予想しています。

この撮影時のミラの明るさは、2~3等級でしょうか。
例年はくじら座で唯一の2等星・ディフダを目印に
ミラを探しますが、今年は赤く輝く火星が
よい目印になっています。

撮影日:2020.10.17 20:09 登別市栄町
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火星と秋の四辺形

141-2火星と秋の四辺形110A7187

▲撮影:2020年10月13日 18:06(登別市札内町

日暮れが早くなりました。
午後5時前には日没になります。

空が暗くなり始めると、東の空に
接近中の火星が赤く輝いています。

地球と火星はおよそ2年2カ月ごとに接近しますが
接近距離はそれぞれ違います。

『準大接近』と呼ばれる今年の視直径は、
最接近の10月6日に22.6秒角でした。
次回、22秒角より大きく見えるほど接近するのは、
2033年と予想されています。

みずがめ座

10月も中旬になると、午後5時前には日が沈んでしまいます。

暗くなるにしたがい星が見え始めますが、

さて、今の時期の一番星はなんだと思いますか?

10月6日に地球に大接近した火星が東の空に、

南の空には木星が輝いています。

この2つの惑星は、明るさがほぼ同じに見えているので、

「火星または木星」が今の時期の一番星になります。


142-みずがめ座』110A6439

 ▲みずがめ座(撮影:20209191955分 室蘭市母恋南町)


今回紹介するみずがめ座は、3等星以下の星ばかりで、

明るい星の少ない秋の星座の中でも、

特に形をたどりにくい星座の一つに数えられます。


みずがめ座は、2世紀の天文学者・プトレマイオスが定めた

48星座に数えられる歴史ある星座です。

原名は『アクアリウス』。『水を持つ男』や『水を運ぶ男』の意味で、

星座絵には水がめをかたむけ、水を流している少年の姿が描かれています。


さらに、その水がめからこぼれた水が、

点々と曲がりくねってみなみのうお座まで流れ、

魚がその水を飲んでいるように描かれています。

みなみのうお座の口に位置するフォーマルハウトは、

その名のとおり『魚の口』というアラビア語が由来で、

秋の星座の中でたった一つの1等星です。


星図(掲載用)みずがめ座


みずがめ座のα星はサダルメリク、そしてβ星はサダルスウド。

この2つの3等星が少年の両肩に位置しています。

サダルメリクの左に見える逆Y字型、または三ツ矢の形に並ぶ

4つの4等星がこの星座の目印で、これさえ見つけられると、

みずがめ座の全体を想像しやすくなります。


目立たない星座のためか、日本に伝わるみずがめ座の

正確な和名はないとされています。


私がみずがめ座を撮影するときは、

まず、秋の四辺形とも言われるペガスス座をさがします。

その四辺形の右側2つの星を線で結び、その線にそって

まっすぐ視線を落としていくと、みなみのうお座の

ォーマルハウトが見つかります。

そのみなみのうお座とペガスス座の間付近に、

広角レンズを向けるとみずがめ座を写すことができます。


今年の秋は、火星と木星が輝いているので、

その2つの惑星の間をさがすと見つけやすいと思います。


 ※室蘭民報 2020年10月18日掲載

 


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DENZAI環境科学館の天文ガイド

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