いぶりの☆星空散歩 2020年12月
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木星と土星が大接近(3)

145-3木星と土星が大接近110A8616


2020年12月21日に起きた木星と土星の大接近は、
あいにく室蘭地方は曇りで観察できませんでした。

この画像は、前日に撮影した画像です。


 撮影:2020年12月20日 室蘭市舟見町
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木星と土星が大接近(2)

145-2-木星と土星が大接近110A8454


木星と土星が接近中です。

この日は、2つの惑星の間隔が
月齢3.4の月の視直径よりも
せまく見えました。

撮影:2020.12.18 16:50 白老町虎杖浜

木星と土星が大接近

この連載を始めて8年が過ぎました。

この8年の間にさまざまな天文現象を紹介してきましたが、

回の『木星と土星の大接近』は、20年に一度の天文現象なので、

初めての紹介になります。


145-『木星と土星が大接近』110A6460

▲秋の木星と土星(ソフトフィルター使用、撮影:2020920日午後87分 伊達市北黄金町)


今年の夏から秋にかけて、夜空に輝く木星と、

その左上に見えていた土星は、とても目立っていました。

「明るい2つの星はなんという星ですか?」とプラネタリウムの

お客さんからもよくたずねられました。


さて、木星も土星も地球と同じ太陽系の惑星です。

地球が太陽の周りを1周する『公転周期』を1年とすると、

木星の公転周期はおよそ12年、そして木星の外側の軌道を周る

土星の公転周期はさらに長く、およそ30年です。

その木星と土星が明日と明後日の夕方、大接近しているように見えます。


木星と土星はおよそ20年ごとに接近して見えますが、

星と星との間隔はその都度変わります。

明日と明後日見える2つの惑星の間隔を、国立天文台は

『満月の見かけの直径の約4分の1(約7分角)』と予想しています。

これは手を伸ばして持った5円玉の穴の中に両惑星が見えるほどです。

ある天文雑誌は「これほど接近して見えるのは、

1623年以来397年ぶり」と紹介しています。


地球からもっとも接近して見えるのは、1222日の午前3時です。

この時間は、日本から見て地平線の下に沈んでいるので見られませんが、 

21日と22日の夕方も2つの惑星が大接近したようすが観察できます。


星図(掲載用)『木星と土星が大接近』

▲木星と土星の接近時のイメージ図


2122日両日とも、室蘭の日の入りは午後4時7分なので、

南西方向が開けた場所で5時ごろから注目するといいでしょう。

私は視力があまり良くないので、肉眼では、

2つの惑星が一つの星に見えるのではないかと思います。


天体望遠鏡を利用するのが理想ですが、双眼鏡を使っても、

21日は木星の右上に土星が、22日は木星の右に土星が見えます。


次回、木星と土星が接近するのは、およそ20年後の2041年になりますが、

今回ほどの大接近にはならないようです。

 

 ※室蘭民報 2020年12月20日掲載

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