いぶりの☆星空散歩 2021年01月
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こいぬ座

先週の20日から、二十四節気の『大寒』です。

一年中でもっとも寒い時期とされていますが、

夜空を見上げると冬の星座がたくさん輝いています。


全天21個の1等星のうち、室蘭から見える1等星は15個です。

そのうち、冬の星座に分類される1等星が7個もあるので、

「冬の夜空はにぎやか」と言われています。


146-こいぬ座110A9604

▲こいぬ座と冬の大三角(撮影:2020126日午後643分 登別市札内町)


その冬の星座のうち、オリオン座のベテルギウス、

おおいぬ座のシリウス、そしてこいぬ座のプロキオン。

この三つの1等星を結んでできる三角形は、

『冬の大三角』と呼ばれています。


ほかの星座や星を見つける目印となる星の三角形は、

春や夏にもありますが、冬の大三角は、

図のとおりほぼ正三角形で一番整って見えます。


三角形を形作る3つの星をすべて言える方は、

かなりの天文通だと思います。シリウスやベテルギウスを

知っている方は多いですが、

プロキオンまで当てられる方はなかなかいません。


今回紹介するこいぬ座は、冬の大三角の中では一番小さな星座です。

1等星のプロキオンと3等星のゴメイサの2つしか明るい星はありません。

小さい星座ですが、2世紀の天文学者・プトレマイオスが定めた

48星座に数えられる歴史ある星座です。


白く輝くこいぬ座の1等星プロキオンの明るさはおよそ0.4等です。

ギリシャ語の『犬の前に』が語源とされ、

おおいぬ座のシリウスの少し前に東の空に昇ることから、

この名がついたと言われています。


星図(掲載用)こいぬ座


地球からの距離はおよそ11光年と、明るい恒星の中では

シリウスとともに地球に比較的近い星です。

明るさは太陽の約6倍で、直径は太陽の2倍を超えると言われ、

表面温度はおよそ6500度と推定されています


3等星のゴメイサは、アラビア語で『うるむ目』や『涙ぐむもの』の意味で、

光の印象からそう名付けられたのではないかと言われています。


このプロキオン。日本では、

『シロボシ』という呼び名が各地に伝わっています。

これは青白く輝くシリウスをアオボシと呼ぶ地方が多いため、

アオボシに対してそう呼ばれていると思われます。



 ※室蘭民報 2021年1月24日掲載予定

 


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