いぶりの☆星空散歩 うみへび座
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うみへび座

全天で星座の数は88ありますが、その中で一番大きな星座が、
今回紹介する春の星座『うみへび座』です。

うみへび座は、春から初夏にかけて南の空のあまり高くない位置に
長々と横たわる星座で、その長さは100度を超えます。
頭の部分のとなりには、冬の星座こいぬ座が見え、
そしてしっぽの先は、夏の星座てんびん座付近まで達しています。


▲噴火湾上空に浮かぶうみへび座。右下の山は駒ケ岳。
(撮影:20174232110分 室蘭市舟見町)

さらにうみへび座の上には、かに座をはじめ、
しし座やおとめ座、からす座など春の星座が見えます。

それだけ大きな星座なので、
うみへびの頭が東の空に見えてから、
しっぽの先が現れるまで、約6時間もかかります。

超広角レンズを使わなければ撮影がむずかしい星座で、
室蘭では、頭が見えているのにしっぽの付近が
雲や霧に隠れるなど、うみへび座全体を撮影したり、
観察できるチャンスはあまり多くありません。




うみへび座のα星は、『孤独なもの』を意味するアルファルドです。
2等星ですが、まわりに明るい星がないので、
比較的見つけやすい星です。

この星は、うみへびの心臓あたりで輝いており、
17世紀ごろにつけられた『ヒドラの心臓』を意味する
コル・ヒドレという別名があります。

プトレマイオスが2世紀に設定した48星座
(トレミーの48星座とも言います)に含まれる歴史のある星座で、
紀元前古代バビロニアの星図には、
すでにヘビの形に描かれていた
との記録が残されているそうです。

神話では、ヒドラという9つの首を持つ巨大なヘビが、
英雄ヘルクレスと激闘の末に倒され、
その後星座になったとされています。

この大きなうみへび座は、南の空が
大きく開けた場所でなければ全体を観察できません。

今の時期は南の空に木星が輝いているので、
木星から四角形に並ぶからす座を見つけ、
その下に横たわるうみへび座を探すと
見つけやすいでしょう。

 ☆室蘭民報 2017年5月28日掲載予定

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コメント

非公開コメント

No title

お世話様です。

最近 このブログを見つけました。
室蘭でも結構きれいな星空が
撮影できるのですね。

このような星空を撮影するには
一眼レフカメラで 30秒ほど
露光すればよいのでしょうか?

No title

露光時間は、星が流れないように15秒以下に設定しています。あとは撮る場所によってISO感度を調整しています。
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